日・ザンビア外交関係樹立60周年記念特別シンポジウムを開催
人獣共通感染症対策のためのOne Health特別シンポジウムを開催
人獣共通感染症国際共同研究所は、9月6日(金)、獣医学研究院講堂にて「日・ザンビア外交関係樹立60周年記念 人獣共通感染症対策のためのOne Health特別シンポジウム」を開催しました。
本シンポジウムでは、共同研究先であるザンビア国立公衆衛生研究所(ZNPHI)のRoma Chilengi所長、Raymond Hamoonga氏、コッパーベルト大学のBernard Hang’ombe副学長、ザンビア大学獣医学部(UNZA-Vet)のVictor Zulu学部長代理、Katendi Changla講師を招聘し、ザンビアの公衆衛生において重要な役割を果たす各機関の紹介、ザンビアで発生したコレラや炭疽のアウトブレイクへの対応、マールブルグウイルスの研究、人獣共通感染症対策のためのパートナーシップについての情報が共有されました。
本学とザンビア大学は、1983年にUNZA-Vetが開校されて以来長年にわたり共同研究や人材育成などの交流を続け、2007年にはUNZA-Vet内に本研究所の研究拠点「Hokudai Center for Zoonosis Control in Zambia (HUCZCZ)」が設立されました。その後、2023年には、本研究所とUNZA-Vet とZNPHIの3者間の共同研究に関する覚書を締結し、連携が強化されています。
本シンポジウムは、ザンビアにおける人獣共通感染症対策の協力関係の過去と現在を振り返る機会、そして今後の両国の各分野の連携強化による人獣共通感染症対策への取り組みが期待されるものとなりました。
招聘者一行は、シンポジウムの他に、総長表敬、本研究所及び創成研究機構ワクチン研究開発拠点の研究施設の見学、札幌市保健所への訪問、教職員及びザンビア人留学生との懇親会などに参加され交流を深めました。
