国際展開推進部門とは
こんにちは。当部門のホームページをご訪問いただきありがとうございます!
「感染症に国境はない。」
古くから使われてきたこの言葉ですが、COVID-19の世界的流行をリアルタイムで経験した我々にとって、この言葉は苦しい思い出を伴う教訓に聞こえます。COVID-19出現以降も様々な新興・再興感染症が、世界各地で発生しています。我々が住む地球にはまだまだ数えきれないほどの未知のウイルスが存在していて、その中には遠くない将来、次なるパンデミックを引き起こすウイルスが潜んでいることでしょう。交通網が発達し、地球が “小さく” なった現代は、世界のどこかで発生した感染症が地球規模の流行に発展しやすい時代でもあります。次なるパンデミックに備えるためには、学問領域、国境を越えた研究体制の構築とそれを支える人材の創出が重要です。
北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所は、2007年にアフリカ南部に位置するザンビア共和国にザンビア拠点を設置し、アフリカ各国で感染症の研究を行っています。
ザンビア拠点の運営を担当する当部門では、アフリカのコウモリやマダニが保有する未知・既知の微生物の病原体あるいはバイオリソースとしてのポテンシャルを評価し、未来のパンデミックに備える先回り研究を実施しています。また、コウモリにGPSロガーを装着し、その動きを宇宙から追跡するといった壮大な研究も実施中です。
私たちの研究室は見学等いつでも歓迎しています。
大学院進学や共同研究、その他ご興味を持っていただけたなら、お気軽にご連絡ください。
人獣共通感染症国際共同研究所
国際展開推進部門
准教授 梶原将大

Mount Mumpu(ザンビア)にて

私たちが目指すもの -Our Mission-
- 人獣共通感染症病原体の自然宿主動物の探索と伝播経路の解明
- アフリカ地域に「潜在」する未知の病原体の網羅的探索
- 新興感染症の出現予測と予防
- 国際的な感染症研究人材のキャパシティ・ビルディング
研究環境・設備
・人獣共通感染症国際共同研究所3号棟






・ザンビア大学獣医学部内ザンビア拠点





