本研究室がメインとなり報告した研究成果の一部を紹介します。個々の教員の共著を含む全業績はこちらをご参照ください↓ (外部リンク)
山岸潤也のResearch map
林田京子のResearch map
杉達紀のResearch map
2025年
⚫︎ Sugi T, Reteng P, Gaithuma AK, Kawai N, Namangala B, Mutengo MM, Ishiguro N, Hayashida K, Yamagishi J. Enhanced blood parasite species identification using V4–V9 18S rDNA barcoding by universal primers on a nanopore platform.
>> Sci Rep 15, 41249 (2025). PMID: 41271826
ポータブル次世代シーケンサーを活用した血液寄生虫の一括検査手法の開発

◆マラリアや顧みられない熱帯病など血液に感染する寄生虫は未だに問題です。
◆持ち運び可能な次世代シーケンサーと寄生虫の遺伝子を濃縮する手法*を組み合わせました。
◆想定外、未知の寄生虫も含めて一括での血液寄生虫の検査が可能となります。
*特許出願JP2025-005095:
真核生物の遺伝子を網羅的に増幅しながら、ブロッキングプライマーにより哺乳類由来の遺伝子のPCR増幅を特異的に阻害する技術。
⚫︎ Chambaro HM¶, Hayashida K¶ (¶equally contributed), Moonga LC, Shawa M, Muleya W, Chizimu J, Squarre D, Sugi T, Yamagishi J, Ogata S, Kajihara M, Sawa H, Sanjoba C, Mwase ET, Chilengi R, Munsaka GH, Sarenje KL, Mulunda NR, Mutengo MM, Namangala B, Goto Y*. A high prevalence of dogs seropositive to Leishmania in Zambia.
>> Parasitol Int. 2025. 108:103081.
ザンビアにおける犬リーシュマニア症の高い血清陽性率の報告

◆寄生虫の一種であるリーシュマニアの感染は、ヒトおよびイヌに重篤な健康被害をもたらします。
◆アフリカ・ザンビア共和国では、過去数十年間にわたりリーシュマニア症の報告がありませんでした。
◆今回、イヌにおける抗体保有調査を行った結果、ザンビアにおいてリーシュマニア感染が高率であることが明らかになりました。
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